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interview - 03

社会インフラの中枢を支える
仕事に携わる誇り

東京支社/施工管理

I.N.さん

1996年入社

シビアな要求に応える大規模なメンテナンス工事

私が所属する東京支社のお客様は、石油化学、製紙、鉄鋼などの民間企業から清掃工場などの自治体まで多岐にわたります。常駐現場がなく、様々なジャンルの工事を請け負うのが東京支社の特徴です。関東近郊を中心に、時には東北地方の現場に出張することもあります。現場近くに事務所がないため、出張先で仕事が完結できるように準備をして現場に臨まなくてはなりません。
直近で携わったのは、毎年行っている製紙会社の発電設備の定期点検です。この工事は、ガスタービン、ボイラ、スチームタービンおよび、それらに付帯する設備をまとめてメンテナンスする規模の大きい工事で、最大時で45名ほどの作業員が関わります。私はこの工事に現場監督として携わりました。
製紙工場にとって、これらの設備は心臓部であり、お客様からの期待や要求は非常にシビアです。工場の操業を可能な限り止めずに工事を進める手順や方法論をお客様と打ち合わせし、工程やスケジュールを組むことが現場監督に求められます。

駆け出し時代の貴重な経験が今も活きている

高校、大学で工業・機械系を学んでいたため、機械系メーカーへの就職を考えていました。そんな中、友人から紹介されたのが丸三機械建設でした。それまで社名も知らなかったのですが、調べてみるとインフラに関わる事業を手掛ける会社だとわかり、「社会の中枢を支える仕事に関わりたい」と思ったことが志望動機でした。
入社後、4年目から現場監督として一人で現場に出るようになりましたが、出張先で近くに先輩や同僚が居ない環境には不安がありました。当時はパソコンやインターネットも普及しておらず、会社に戻って調べることもできません。そんな時に助けられたのが現場で一緒に働く職人さんたちでした。
職人さんに教わったことや、自分が経験して気付いたことをメモに残すことで仕事を覚えた駆け出し時代の経験は、私の財産として今も大切にしています。

困難な状況下でも工事を完了、大きな自信に

入社11年目に大型ガスタービンの分解整備を初めて担当しました。ガスタービンの整備経験はありましたが、この現場の設備は桁違いの大きさでした。可能な限り準備して臨んだものの、まさに“フタを開けてみなくては分からない”ことが多く、想定外の連続でした。
突然の予定変更を余儀なくされ、職人さんに意に沿わない作業をお願いすると、怒って帰ってしまう人もいて現場は混乱しました。そんな中でも、「監督が言うのならしょうがねぇ!」と惜しみなく協力してくれた職人さんのことは今でも忘れられません。
この経験で、現場でのコミュニケーションとチームワークの重要性を痛感しました。また、困難な状況下でも解決策を見つけて、工事を完了できたことは大きな自信となり、現場のリーダーとしても成長できました。

若手のために風通しの良い環境を目指して

日頃から心がけていることの一つに、報告・連絡・相談の徹底があります。一人で現場に出ることが多いと、社内でのコミュニケーションが少なくなってしまうため、部下や後輩に対して「分かっていることでも、あえて声をかける」ことを意識しています。そうすることで、思い込みや見落としを防げるからです。
元々、社員同士のコミュニケーションが活発な社風ですが、さらに風通しの良い会社にしていきたいと考えています。便利なツールやテクノロジーはお金で買えますが、社風や環境は私たち自身が作り上げるものです。今後も、報・連・相の徹底とともに、若手が意見を出しやすく働きやすい環境づくりに取り組んでいきたいと思っています。

ある日の一日

  • 7:30

    出勤

    自宅から車で現場へ出勤。メールチェック、今日の作業内容確認。

  • 8:00

    朝礼

    今日の全体的な連絡事項、トピックスを全員に周知する。

  • 8:15

    TBM

    協力会社、作業パートごとに作業内容、人員配置の確認。

    ※TBM:ツール ボックス ミーティング=現場で行う作業の打ち合わせ

  • 8:30

    全体会議

    お客様、他業者との前日の予定等の変更の有無確認、作業開始。

  • 12:00

    昼休憩

    皆で食事。

  • 13:00

    昼礼

    午後からの作業変更、体調や残業の有無を確認、作業開始。

  • 15:30

    全体会議

    お客様、他業者との明日の予定、トピックス等を発表し作業調整を行う。

  • 16:30

    片付け清掃

    作業現場の片付け清掃、明日の段取り等、明日の指示書を作成。

  • 17:00

    退勤

    戸締り確認して自宅へ直帰。

未来の仲間たちへ

長年この会社で働いていますが、いまだに新しい発見や気付きがあります。機械設備のメンテナンスには多くの事業者が関わり、それぞれの得意分野や担当範囲があります。そうした人たちと同じ現場で仕事をすることで、新しいアイデアが生まれることもしばしばです。
これまで自分が正しいと思っていたことが違ったり、もっと安全で効率の良い方法を学ぶことができ、知識が広がっていきます。
丸三機械建設には、個人の裁量を認める懐の深さがあり、現場監督は自分の意見で工事をまとめることができるので、とてもやりがいがあります。

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